ももクロの歌う姿から「元気をもらえた」、事件・事故の遺児と保護者を警視庁がコンサートに招待
事件や事故で家族を失った子どもたちを励まそうと、警視庁は21日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで開かれたアイドルグループ「ももいろクローバーZ」のコンサートに、11~18歳の遺児と保護者計36人を招待した。
被害者支援の一環で、同コンサートへの招待は11回目。子どもたちは観覧席からメンバーに手を振り、歓声を上げていた。
2016年に交通事故で父親を亡くした高校3年の女子生徒(18)は「楽しみが一つ増え、将来のモチベーションにつながっている。歌っている姿を見て元気をもらえた」と声を弾ませた。
警視庁の日比野悟郎・犯罪被害者支援官は「心の負担を全て取り除くことはできないが、以前の生活に最大限近づけるように支援を続けていきたい」と話した。