名車「ゴルフⅡ」(1990年式)に乗るため、どんな整備を行ったのか
前回から本連載の主役となった「ゴルフⅡ GLi」が納車となったのは2024年3月末のこと。納車の前にはキチンと走るための基本整備のほか、スピニングガレージによる提案や筆者の希望を取り入れた“おすすめ”作業を実施してもらった。今回はその模様をお伝えしたい。 【写真】布製ダッシュマットやナカミチのオーディオを取り付けた車内の仕上がりを写真で見る →メルセデス・ベンツ「W124」との日々を振り返る
■エクステリアで整備した部分は? まずはエクステリアから。ゴルフⅡの丸型2灯式ヘッドライトは通常であればH4のハロゲンバルブなのだけれども、そのままでは少し暗いのでLEDタイプに変更した。こちらでも車検は通ると聞いたのも大きかった。おすすめされたのは「CRUIZE」社製のもの。発光色は5000K(昼光色)と3000K(電球色)のどちらかから選べた。クラシックなモデルなので、迷わずイエローの方を選択(2006年以降のクルマは車検で不合格になるらしい)。GTIなどの4灯式だと全て同じ色にする必要があるのだが、2灯式なので費用も抑えられた(交換工賃を含めて約3万円)。
シルバー部分が剥がれていたリアのVWマークとGOLF GLiのエンブレムは新品に交換。フロントグリルには当時の定番である金属製の「JAF」バッジを、リアハッチにはドイツ車であることを示す「D」のビークルアイデンティティマグネットシートLサイズを取り付けた。
■昔のクルマに乗るならインテリアの整備を入念に! 3速ATの大きなT字型シフトレバーが鎮座するインテリアでは、まず、ひび割れたダッシュボードを隠す(?)ため、オリジナルのダッシュマット(1万2,650円)を装着。ダッシュの全面張り替えとなると20万円ほどかかるらしい。
オーディオは前オーナーが取り付けていたKENWOOD「U330」から、筆者のこだわりでW124にも装着していたナカミチ「CD500」をネットで手に入れて(約4万円)換装。背後のAUX端子にBluetooth受信機を取り付けて、iPhoneの音楽やラジオを聴けるようにした。CD500のイルミネーションカラーは変更が可能で、当時のクルマに合わせたデフォルトのアンバー系からゴルフの照明に合わせたグリーンに変えている。