「罪悪感を抱きながらも食べ出したら止まらない……」夜中にお菓子を食べてしまう本当の理由とその解決策
「夕食をしっかり食べたにも関わらず何か口寂しくて食べたくなる」、「罪悪感を抱きながらも食べ出したら止まらない」ということはない? 「それが1日や短期間であれば問題ありませんが、やめようとすればするほど繰り返してしまう場合、それは睡眠に影響を与え、精神的疲労、恥、罪の感覚を強め、自信を失わせます」とヘルスコーチのAYUMIさん。 【写真】夜に食べてはいけないもの 今回は夜中にお菓子を食べる理由とやめる方法についてご紹介! ▼AYUMI NYの栄養学校にてホリスティックヘルスコーチの資格を取得、栄養指導者として女性たちの人生向上をサポート。世界100種類以上の食事理論、ライフスタイル、文化に精通する経験から、個人カウンセリング、企業プログラム、商品企画、など多方面で活躍中。
なぜ夜のおやつがやめられないのでしょう?
個人の生活における理由は様々ですが、一般的に以下のような要因が考えられます。 栄養不足: 栄養不足と聞いて驚くかもしれませんが、朝ごはんを抜いたり、体重を気にして食事を控え、おやつだけを食べたり、特定の食材だけを摂取する(例えば、さつまいもだけを食べ続ける)など、十分な量や栄養素を摂らない場合、体は不足しているカロリーや栄養素を補おうとして過食につながる可能性があります。 感情的なストレス:日中のストレスや退屈さ、人生の物足りなさを補おうとして、食べ物に頼ることがよくあります。仕事で疲れて帰宅し、家事をすべてこなしてやっと一息ついた後に、ついついおやつを食べ過ぎてしまうことはありませんか?夜間は多くの人が日中の疲れを癒し、リラックスできる時間です。カウンセリングの中で、「やっと自分だけのゆっくりした時間」を楽しむために食べる方も多く見られました。 習慣と日課:日々繰り返してきた何気ない行動が、体のパターンになっていることがあります。例えば、小さい頃から夜ごはんの後に家族でお菓子を食べる習慣があったり、夜遅くにアルコールを飲んだり、食後にちょっとしたおやつを食べる習慣があると、その行動に体が慣れてしまい、夜の食事の後に自然と食べ物を欲するようになります。 睡眠不足:睡眠不足はホルモンバランスを崩します。特に、食欲を増進させる「グレリン」ホルモンの増加と、満腹感を低下させる「レプチン」ホルモンの減少が重なることで、体重が増加しやすくなります。また、疲労感が強まり、運動への意欲が低下するほか、休息不足による感情的な対処や回復力が低下し、夜間の過食という負の連鎖を引き起こす可能性があります。