一体なんで!? Jリーグ、あまりに衝撃的な解任だった監督(3)意味不明…。これからというタイミングでお別れ
スポーツの世界では、結果が出なければ誰かが責任を取らなければならない。多くの場合、それは監督だ。カテゴリーごとに昇格・降格が発生するサッカー界においては特にシビアな決断が下されることがあり、成績不振や方向性の違いなど、監督交代の理由は様々だ。そこで今回は、サポーターやサッカーファンに衝撃を与えた監督解任を紹介する。
戸田和幸 SC相模原(2023~2024シーズン) 今季、Jリーグファンをざわつかせた出来事の1つに、SC相模原(J3)を率いた戸田和幸監督の解任がある。 現役時代、日本代表としても活躍した戸田は一橋大学ア式蹴球部の監督、社会人サッカークラブのSHIBUYA CITY FCのテクニカルダイレクター兼コーチを経て、2023年に地元である相模原市を拠点とするSC相模原の監督に就任。 迎えた2023シーズンは、前半戦こそ調子が上がらず苦しい戦いが続いたものの、後半戦では意地を見せて巻き返しに成功した。一時は最下位まで低迷したが、最終的には18位まで順位を上げてJ3残留を果たしている。 しかし、就任2年目となった今年6月に突如、クラブが戸田監督を解任することを発表。電撃解任のきっかけとなったのは、第16節、第17節とリーグ戦2連敗を喫したことだろうか。戸田は1年半でクラブに別れを告げることになった。 この発表に対して、平野孝スポーツダイレクターは「今シーズンの目標であるJ2昇格に向けクラブとして今後も継続的に挑戦し続けるため、第17節を終えたこれまでの道程と現時点でのチームの状況に鑑みて総合的に判断しこの結論に至りました」とクラブ公式サイトを通してコメントしているが、サポーターにとってはやや疑問が残る解任理由となった。 なぜなら、解任時点で相模原はリーグ9位。順位だけ見ると中位だが、J2自動昇格圏とは勝ち点がわずか3しかは離れていなかったからだ。 クラブとしては悪い流れを断ち切り、J2昇格に一歩でも近づきたい思いがあったかもしれないが、もう少し我慢する時間はあってもよかったのではないだろうか。戸田とSC相模原のタッグは道半ばで終幕となった。
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