【チャンピオンズC・厩舎直送】セラフィックコールは5か月ぶりの復帰戦「間隔が空いている方がいい」
[GⅠチャンピオンズカップ=2024年12月1日(日曜)3歳上、中京競馬場・ダート1800メートル] 6月の帝王賞8着以来、約5か月ぶりの実戦となるセラフィックコール(牡4・寺島)。25日朝は馬房でリラックスした姿を見せ、静かに英気を養っていた。 「今までも、間隔が空いている方が成績がいいので。現在の馬体重は548キロ。540前後でレースに出られれば。普段の気性面に成長を感じますよ」 佐々木助手が笑顔で近況を伝える。中間の乗り込みは入念。栗東ウッドで行われた1週前追い(21日)は、馬場の大外を通って6ハロン80・8-11・4秒の時計をマークしている。今回は集中力アップを目的としてブリンカーを着用する予定だ。 「やれる能力はあると思うんです。昨年と比べればゲートは上達していますし、ある程度のポジションが取れれば。好位の外で競馬ができるのが理想ですかね」と同助手は期待を込める。今回はC・デムーロとの初コンビで臨む一戦。デビューから10戦すべて外国人ジョッキーとのコンビになる。意外にも鞍上はJRAの重賞14勝がすべて芝で、勝てばダート重賞初勝利だ。 10着に終わった昨年は発馬が悪く流れに乗り切れなかったセラフィックコールだが、最後の爆発力は非凡なものを秘めている。デビュー5連勝で制した昨年のみやこSでは、ペプチドナイルやウィリアムバローズなどを鮮やかに差し切った。五分のスタートを切ってもまれずに運べるようなら、初のビッグタイトル獲得も夢ではない。
東スポ競馬編集部