海上自衛隊の掃海艇「うくしま」沈没、艇内を捜索したが行方不明の隊員見つからず…周辺海域の捜索継続
福岡県宗像市の大島沖を航行していた海上自衛隊の掃海艇「うくしま」で火災が発生して沈没し、男性隊員1人が行方不明になっている事故で、海上保安庁は12日午前、沈没した艇内を捜索した。隊員は見つからず、艇内の捜索を終了した。今後は周辺海域の捜索を続ける方針。 【写真】炎上する海上自衛隊の掃海艇「うくしま」(10日午後8時40分頃)
福岡海上保安部によると、11日に続き、海保で海難救助を専門とする特殊救難隊の潜水士らがボンベをつけ、ボートから潜水。転覆後に沈没した掃海艇は水深約40メートルにあり、海中には光がほとんど届いていない。潜水士らは懐中電灯の光を頼りに、男性隊員が最後に確認された機械室内を中心に捜索した。掃海艇からの油の流出については、同保安部は「大量の流出は確認されていない」としている。