スノーボード・アルペン競技で世界で活躍 掛川市出身・三木つばき選手 母校の小学校を訪問(静岡)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
18日、掛川市出身の日本代表スノーボーダー三木つばき選手が母校の小学校を訪れ、講演を行いました。後輩たちに伝えたかった思いとは? 掛川市の桜木小学校で6年生たちに講演を行った三木つばき選手。 (三木つばきさん) 「好きだと思うものや頑張りたいお思うことに必ず出会えるので、あせらなくても大丈夫。」 そう語る三木選手は、スラロームのタイムを競うアルペン競技で世界を舞台に戦っています。 2年前の 北京オリンピックで9位、去年は、世界選手権で日本人初の優勝。さらに昨シーズンはワールドカップ総合ランキング2位と輝かしい成績を残してきました。 雪の降らない掛川から世界一を目指すと決めた桜木小学校時代、実現するために思い切った行動に出たのです。それは・・・小学3年生から6年生までの間極寒の長野で4か月間、単身で山籠もりをして腕を磨いたのです。その間、スノーボードだけでなく洗濯や炊事、学校の勉強もしっかりとやり遂げていました。そんな厳しい生活でも・・・ (三木つばきさん) 「世界一になりたいし、世界一になるためにやっていると思えば、全然つらくない」 そんなことが出来たのは、両親の働きかけはもちろん、学校がそのチャレンジを認めて送り出してくれたから。まさに三木選手の原点ともいえる特別な場所が、この桜木小学校。 (三木つばきさん) 「おはようございます。」 行く場所すべてに思い出が・・・ (三木つばきさん) 「もうすぐ運動会ですか?」 この日は、講演の前に1年から5年までの全クラスを訪問。そこには、三木選手の似顔絵や応援メッセージもあり、歓迎ムード一色。各クラスでも・・・ (三木さんと児童) 「頑張ってください。」「ありがとう。」 小学生の歓迎ぶりに、三木選手も・・・ (三木つばきさん) 「めっちゃかわいい」 そんな大事な後輩たちだからこそ、伝えたい思いが・・・ (三木つばきさん) 「夢を実現させる秘訣は、どれだけその夢をかなえたいか、どれだけ好きだと思える瞬間が多いか、が大事。小さなことにも目と心を向けて意識して、毎日を過ごしてほしい。あきらめなければ夢はかなうということは、私も身をもって体験したので、あきらめずに頑張ってほしい。」 そして、1年半後に迫ったミラノオリンピックに向けても・・・ (三木つばきさん) 「私は出場というよりは優勝を目標にしているので、深く考えすぎずに一つ一つ目の前のことに取り組んでいきたい。」