自宅のリビングの電球を“LED”に変えようと思います。LED電球は「10年」持つと聞きましたが本当ですか?
LED電球は、一般的な電球に比べて寿命が長いため、節約に効果的といわれています。 リビングは電気をつける機会も多く、電球が頻繁に切れると交換する手間やコストがかかります。LED電球は10年持つといわれていますが、実際にどれくらい節約できるのか気になる方もいるでしょう。 この記事では、一般電球とLED電球の電気代を比較しています。さらに、LED電球の特徴や寿命、年間どれくらいの節約が期待できるのかについてもまとめました。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
LED電球の特徴
LED電球は、白熱電球や蛍光灯などの一般電球に比べて、消費電力が小さいとの特徴があります。そのため、毎月の電気代を安くおさえられるでしょう。実際に環境省によると、一般電球よりも85%ほど消費電力をおさえられるとのデータが出ているのです。 ほかにも、一般電球と比較して以下の特徴があります。 ・寿命が長い ・スイッチのオンオフに強い ・すぐに明るくなる ・虫が寄りにくい ・熱くなりにくい ・水銀を含んでおらず環境にやさしい 同じく環境省によれば、ランプ寿命は、一般電球と比べて約40倍長持ちし、約4万時間使用できるとのことです。一般電球が約1000時間なので、その分交換の手間を減らせるでしょう。
一般電球とLED電球の電気代を比較してみた
次は、一般電球とLED電球それぞれにかかる電気代を見てみましょう。 各電球の消費電力と1日6時間使用した際の電気代を表1にまとめました。なお電気代単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会による目安、31円/キロワットアワーを使用しています。 表1
※筆者作成 毎日6時間使用した場合、年間の電気代は約3000円の差が生じます。リビングの電球の数が2つであれば年間にかかる電気代は2倍となり、差額は6000円ほどです。 1日当たりの差額は数円~数十円でも、長い目で見ると電気代は大きな差になるでしょう。
一般電球とLED電球の交換頻度とコスパの違い
LED電球は白熱電球よりも寿命が長いため、交換頻度が少なくて済みます。ただし商品価格が高くなるため、結局どちらのコスパがよいのか疑問をお持ちの方もいるでしょう。 そこで、白熱電球とLED電球の費用と交換頻度を比較し、表2にまとめました。 表2