最少カットラインまで3打 男子ツアー2日目も記録的伸ばし合い?
◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 初日(19日)◇有馬ロイヤルGC ロイヤルコース(兵庫)◇7100yd(パー72)◇晴れ(観衆1212人) 【画像】松山英樹の自叙伝に登場の33歳が好発進 最終9番、決めれば12個目となるソン・ヨンハン(韓国)の4mのバーディパットはラインに乗ってわずかにショートした。「グリーンが重すぎて、届かなかった…」。ツアー記録に並ぶ1ラウンド12アンダーはならなかったが、「でも、11(アンダー)でも頑張ったんじゃないですか」と日本語で言って笑わせた。 自己最少「61」をマークしたトーナメントリーダーをはじめ、グリーンが荒れがちな午後組でもビッグスコアが続出。1打差2位の平田憲聖は午前組で自己最多11バーディ(1ボギー)を奪った。 ところどころティフトンも混じっているラフは深くて厄介な反面、フェアウェイは比較的ワイド。そのフェアウェイから打つことができれば、グリーンはしっかり止まるコンディションだ。4つあるパー5も2オンを狙いやすく、7番と10番は初日だけでイーグルが5個ずつ。気温34℃の数字以上に厳しい体感だったこの日は風もあまり吹かなかった。 初日を終えた時点で60位タイまでのカットラインは3アンダー(51位タイ)。気温30℃超の晴天が見込まれる2日目のコンディション次第では、2006年「東建ホームメイトカップ」の通算6アンダー(138ストローク)という国内男子ツアーの予選カットライン最少スコアに迫る展開もあり得る。(神戸市北区/亀山泰宏)