4歳児「お風呂イヤ!」が止まった!? 親を悩ますイヤイヤ期のお風呂嫌い問題と克服術
お風呂に行くまでのプロセスを遊びにしてしまう
予想通り、息子は言われた途端にニヤリと笑みを浮かべて、私のお尻をうれしそうに押しながらお風呂場まで連れて行ってくれたのです。あれだけ拒否していたお風呂なのに、たった一言でここまでの変わりよう。知人が言っていたように、「小さな子どもは、行動や気持ちを切り替えることが苦手」なのであれば、無理に気持ちを切り替えてお風呂まで連れていくということをせずに、カリギュラ効果でスイッチを入れつつ、遊びの要素を加えてお風呂場まで行くことを試してみたのです。 それ以来、私と夫は、カリギュラ効果を使いながらリビングからお風呂までのルートをいかに遊びながら楽しく移動できるのか、を考えるようになりました。例えば、「パパのお尻たたかないでね、音が出ちゃうから~」などと言いながら、夫のお尻をパシパシと叩きながら移動したり、夫も息子のリズムに合わせて「ピヨピヨ!ピヨピヨ!」と叫びながらお風呂場に向かうのです。第三者にとってはかなりシュールかもしれませんが、私も夫も笑いながらも必死です(笑)。 この“カリギュラ効果+お風呂場まで“遊びながら移動する”という考え方にかわって以来、息子とのお風呂バトルは、5分もあれば試合は終了するようになりました。 考え方をちょっと変えるだけで、行動にも変化が生まれることを感じました。そして、お風呂に入る前の息子を観察していると、大人のように「ちょっと一息」とか「ボーっとする」っていう時間が1秒もないのです。これは我が子だけなのかもしれませんが、ずーーと遊び続けます。この持久力と集中力はすごいな、と思います。また、外に出れば小さな石ころでも形に興味を持ったり、植物や虫を観察したり、本当に好奇心の塊です。こうやっていろんなことに興味を持ち、確かめながら子どもって大きくなっていくんだなと実感します。 遊びながらお風呂場まで連れていくことも、忙しいと大変と思ってしまうこともあります。でも、私はこの子どもの尽きない好奇心を大切に育てていきたいと思っています。好奇心がある限り、きっと人生は楽しい! 私も学び続ける人生を送り続けたいなと思っています。ワッショイ!
ひみつのうつ子ちゃん