U-19日本代表は来年2月のU20アジア杯出場決定! 地元キルギスに今大会初失点喫するも…ゴール前の混戦から神田奏真が同点弾
[9.29 U20アジア杯予選GL第3節 U-19日本 1-1 U-19キルギス ビシュケク] 【写真】“ロス世代”U-19日本代表、練習オフでの素顔 U-19日本代表は来年2月に中国で開催されるU20アジアカップ出場権を獲得。U20アジア杯予選のグループリーグ第3節でU-19キルギス代表と対戦し、1-1のドロー。後半2分に今大会初失点を食らうが、同5分にはFW神田奏真(川崎F)がゴール前の混戦から同点ゴールをきめる。引き分けた両チームはともに同勝ち点7となったが、日本が得失点差で上回り、首位確定で予選突破を決めた。 両チームはここまで2連勝で、日本が得失点差で上回って首位に立つ。直接対決で引き分け以上の場合、日本は首位でU20アジア杯出場が確定することができた。前節から先発を7人変更。GKは荒木琉偉(G大阪ユース)、4バックは左からDF高橋仁胡(C大阪)、DF喜多壱也(京都)、全試合先発のキャプテンDF市原吏音(大宮)、初先発のDF布施克真(日大藤沢高)。2ボランチはMF保田堅心(大分)と全試合先発のMF小倉幸成(法政大)。サイドハーフは左にMF平賀大空(京都)、右にMF西原源樹(清水)。トップ下にMF佐藤龍之介(FC東京)、1トップに全試合先発の神田が入った。 地元キルギスのサポーターが大勢駆け付けるなか、日本は冷静に攻撃に出る。前半5分に佐藤が敵陣内から左足シュートを放つが、GKにセーブされた。その後もボールを握るが、徐々にキルギスにペースを奪われた。 前半13分、日本がピンチを迎えた。FWベクナス・アルマズベコフに突破を許してクロスを上げられるが、ゴール前でブロック。キルギスの決定機に地元サポーターは大きな盛り上がりを見せ、日本は徐々にアウェーの雰囲気に飲まれていった。 前半26分、市原の縦パスから神田がPA内でボールを収め、反転からシュートもブロックされる。同35分にも佐藤のクロスを神田が頭で合わせるが、惜しくも枠外。日本はうまくパスがつながらないなかでも決定機を作ったが、得点は生まれず。前半はスコアレスで折り返した。 日本はハーフタイムに交代カードを使わず。左右のサイドハーフを入れ替え、左に西原、右に平賀を配置した。だが、後半開始早々の2分に均衡を破ったのはキルギス。FWマダノフ・イリスケルディにサイドからカットインを許し、左足シュートを打たれると、ゴール隅に決められた。 今大会初となる失点を喫した日本だがその3分後、後半5分に同点に追いつく。右CKを高橋が蹴ると、ゴール前で相手GKと神田が交錯。こぼれたボールがゴールラインを割ったとみなされ、神田の今大会3点目で日本は1-1で試合を振り出しに戻した。 勝ち越したい日本は後半23分に2枚替え。平賀と神田を下げ、FW横山夢樹(今治)とFW井上愛簾(広島)を投入。井上が最前線に入り、横山が左サイドへ。西原が再び右サイドに移動した。投入直後には横山が左サイドで鋭い突破を見せ、チャンスを作った。 勢いを取り戻した日本は、キルギスのゴールに迫る。後半25分、右サイドで佐藤が深い位置まで入り込み、グラウンダーのクロス。井上が落とすと、PA中央から保田がダイレクトで合わせた。しかし、ゴール左ポストに直撃し、逆転ゴールとはならなかった。日本は3枚目の交代カードとして、佐藤に代えてMF中島洋太朗(広島)がピッチに入った。 後半アディショナルタイムには西原と布施を下げ、DF本間ジャスティン(横浜FM)とMF中川育(流通経済大)を投入。しかし残り時間で両者勝ち越しゴールを奪えず、1-1で試合終了。日本とキルギスは同勝ち点7となったが、得失点差で日本が上回って首位確定。来年2月のU20アジア杯出場が決まった。