夏に流行する「手足口病」が警報レベルに 軽い発熱のあと3~5日後に口の中や手足に水疱性の発疹
福岡県は、手足口病の感染報告数が「警報レベル」の基準値を超える値になったと発表しました。 【画像で見る】手足口病の感染報告数
福岡県によると、6月10日~16日までに県内の定点観測で報告された手足口病の件数が、1医療機関あたり「6.39」だったことを明らかにしました。 これは大きな流行が発生または継続しつつあるとされる「警報レベル」の基準値「5」を超える数字です。 また佐賀県も、同期間に定点観測された1医療機関あたりの報告数が「5.35」と、警報レベルの基準を超えたと発表しました。 軽い手足口病は、子どもを中心に主に夏に流行する疾患で、軽い発熱のあと3~5日後に口の中や手足に水疱性の発疹が出るのが特徴です。 多くは数日のうちに治るということですが、県は、「有効なワクチンはないため、石けんと流水で十分手を洗い、タオルを共用しない」など感染を予防するよう呼びかけています。