消化器系がんの宮崎県川南町長が退職願「病気治療に専念するため」…一時復帰も再び自宅療養
消化器系がんの療養で公務を休んでいる宮崎県川南町の東高士町長(73)が26日、退職願を河野浩一町議会議長に提出した。議長は同日、町選挙管理委員会に通知。公職選挙法の規定に従い、27日から50日以内に町長選が行われる。
町総務課によると、東町長から委任を受けた河野秀二副町長が退職願を議長に提出。地方自治法には、市町村長が退職しようとする場合、20日前までに議長に申し出る必要があるとの規定があることから、退職予定日を7月16日としているという。翌17日からは副町長が職務代理者を務める。退職理由は「病気治療に専念するため」としている。
東町長は元自衛官。町内の中学校2校を統合して新しい中学校を建設する計画の是非が争点となった2023年4月の町長選で計画反対を訴え、計画を推進してきた当時の町長を破って初当選。当選後、計画を白紙撤回させた。24年2月に同がんが判明して入院。5月下旬に午前中限定で公務に一時復帰したが、今月上旬から再び自宅療養している。