折りたたみバトルが激化!世界最薄登場 - 2024年振り返り7月編(スマホ沼)
2024年も様々なスマートフォンが登場しました。スマホ沼的に気になったモデルを毎月振り返ります。今回は2024年7月編。 【この記事の他の写真を見る】 7月は折りたたみスマートフォンの激しい動きがありました。 まず7月10日にサムスンがGalaxy Z Fold6とGalaxy Z Flip6を発表。発表会はオリンピックの開催地でもあるパリで行われ、Fold史上最薄となる、12.1mm(折りたたみ時)、5.6mm(オープン時)というサイズが堂々と発表されました。 Flip6はチップセット、メインカメラ、バッテリーが改良。ケース装着で本体内のテーマも変わる「Flipsuit Case」にも対応しましたが、Flip5からのマイナーチェンジ感は否めないところ。 そして1月にチラ見だけだったスマートリング「Galaxy Ring」も正式に発表されました。リング型のウェアラブルにスマートフォンメーカーが本格参入する初の製品です。発表会でも実は一番盛り上がったのがこのGalaxy Ringの発表だったと感じました。 そのわずか2日後、HONORは北京で発表会を行い、「Magic V3」を発表しました。本体の厚みは4.35mm、閉じても9.2mmと、Galaxy Z Fold6をはるかに超える薄さで登場しました。すでに前モデルの「Magic V2」で閉じたときの厚みは9.9mmと1cmを切っていましたが、Magic V3ではさらに薄くしてきたのです。 HONORは同時にデザインモデルと言える「Magic Vs 3」も発表。こちらは9.8mm / 4.65mm。こちらもGalaxy Z Fold6より薄いのです。 そして7月12日にはシャオミが「MIX Fold 4」を発表。厚さは9.5mm / 4.6mmでHONORを抜くことは出来ませんでした。しかしメインディスプレイは7.98インチ、アウトディスプレイは6.56インチと大型化。Galaxy Z Fold6の7.6 / 6.3インチ、Magic V3の7.92 / 6.43インチを上回ります。 シャオミは合わせてフリップタイプの「MIX Flip」も発表。アウトディスプレイを4.01インチとし、HONORの「Magic Flip」、モトローラ「razr 50 Ultra」の4.0インチをわずかに上回ります。中国メーカーらしく「世界一」の座を何らかの形で奪いたかったのでしょう。 さらにEVの「SU7 Ultra Prototype」も発表。シャオミは今年3月にEV市場に参入したばかりですが、プロトタイプ型とはいえ高性能モデルまで出してきました。 さらに中国EVメーカーのNIOから、昨年に続き自社ブランドスマートフォン「NIO Phone N2401」が発表。同社はAIシステムをEVに組み込んでいますが、それを搭載するスマートフォンを自社で開発。EVメーカーがスマートフォン市場に参入するという珍しい製品です。 ※今回の記事をより理解するための補足情報や追加写真を、テクノエッジが運営する有料会員コミュニティ「スマホ沼」(Discord)に投稿しています。 また、12月19日(木)夜『最新スマホにも触れる! スマホ"裏"アワード2024勝手に授賞式』と題したイベントを六本木で開催します(開場18時45分~)。 イベント参加はテクノエッジ アルファ会員の方は無料、一般の方は有料となっています。 テクノエッジ アルファ会員は現在、値引きキャンペーン中です(月額5500円→3300円、年額5万5000円→3万3000円)。Discordにも入れますので、ぜひ、この機会にご検討ください。 テクノエッジ アルファ(有料会員)加入はこちら
TechnoEdge 山根康宏