40代最後の挑戦はトライアスロン【カメラマン・砂原文さんの人生が上向いた運動習慣】
ダイエットだけじゃない! “運”も動かせるかも!? 40代でどんどん元気になる人は、みんな運動している!
運動しなきゃな~、でも今さら……なんてモヤモヤ考えている人は、即動きだすべし! 自分に合った運動を継続することで、心身はもちろん人間関係も整い、人生が上向いた運動ストーリーをご紹介。
40代最後の挑戦はトライアスロン、自分の成長が純粋にうれしい
●カメラマン 砂原 文さん(50) 光を巧みにとらえた暮らしまわりの写真を得意とし、雑誌や書籍で活躍。3年前に葉山町に転居、その暮らしぶりにも注目が集まる。小学6年生の女の子のママ。
体を動かすと心も元気! 運動で自己肯定感も上がります
中学・高校と運動部、でも大学以降は写真の世界で生きてきたため、運動とは疎遠だった砂原さん。 「もともと運動が得意だったこともあり、仕事以外で体を動かさなくても体力には自信があると思っていました。30代ってつらくても、なんとか気力で乗り切れちゃうじゃないですか。心と体の優先順位としては、どちらかというと心を整えるほうが大事、とその頃は思っていました」 その考え方に変化が出てきたのは、40代に突入してから。 「38歳で出産して以降、体力の衰えが著しくて……。疲れると周りにも厳しくなっちゃうし『もしかしたら、心と体の優先順位は逆なのでは?』と気がついたんです。疲れていると気分も優れない、逆にはつらつとしている人って体を動かしていて元気な人が多い。体力があって体が元気だから心も強靭で健やかなんだ、と思い至りました」 その気づきがきっかけでキックボクシングをスタート。 「続けるうちに筋肉が増え、自分の体が変化する喜びを実感したんです。自己肯定感も上がって、心がしなやかに変わりました」 そして今年に入り、水泳・自転車・長距離走の3種目を行うトライアスロンを始めたというから驚きです。 「40代最後に大きいチャレンジがしたくて。以前は泳げなかったクロールが泳げるようになり、マラソンのタイムも練習すればちゃんと上がる。できなかったことが努力でできるようになるのが、純粋にうれしいんです。練習がしんどい日もありますが、以前の体に戻りたくないし、今は秋に2回目となる大会の出場費も払っちゃったから後に引けない(笑)。ゴールの瞬間の何ものにも代えがたい高揚感をまた味わいたくて、日々コツコツとトレーニングする日々です」
大会前は3カ月間トレーニングを積みました
トライアスロン仲間は、同い年の編集者。「初めての挑戦だった前回(6月)の大会は楽しかったけれど、天候不良で水泳ができなかったのが心残り。だからこそ次の大会に向けての意欲がより増しているのかも」(砂原文さん) Staff Credit 取材・原文/遊佐信子 こちらは2024年LEE10月号(9/6発売)「40代でどんどん元気になる人はみんな運動している!」に掲載の記事です。