北朝鮮兵のロシア南西部入り、NATOが確認 派遣の即時停止求める
北朝鮮兵のロシア派遣をめぐり、国防省や情報機関の高官からなる韓国政府の代表団は28日、ブリュッセルの北大西洋条約機構(NATO)本部での会合に参加し、加盟国と情報を共有した。NATOのルッテ事務総長は会合後に声明を読み上げ、北朝鮮兵がロシアに派遣され、同国南西部クルスク州にも配備されていることを確認したと明らかにした。 【写真】「肉や野菜の食事を与える」 ウクライナ、北朝鮮兵に投降呼びかけ ルッテ氏は北朝鮮兵の派遣は「重大なエスカレーションを意味する」と非難し、北朝鮮とロシアに直ちに停止するよう求めた。 韓国はインド太平洋地域におけるNATOのパートナー国。ルッテ氏によると、韓国の代表団は、NATOの最高意思決定機関「北大西洋理事会」に、他のパートナー国である日本、豪州、ニュージーランドとともに参加した。
朝日新聞社