AKB48のセンターから焼肉店経営者に転身。元アイドル 内田眞由美のチャンスを掴み取る底力
13歳でAKB48に加入、17歳で正規メンバー入りし、じゃんけん大会で念願のセンターを獲得。内田眞由美さんは、アイドルとして着実にキャリアを築いてきた。 【写真18点】「元AKB48から経営者になった内田眞由美」を写真でチェック
そんな彼女は、現役中に新大久保に焼肉店をオープン。経営者として邁進する内田さんのセカンドキャリアに迫った。
松浦亜弥に憧れ、中学2年でアイドルに
東京の八王子市内で生まれ育ち、小学生の頃からサッカーと極真空手をやっていた内田さん。幼い頃の夢は、意外にもアイドルではなかった。 「動物が好きだったので獣医さんになりたかったんですよね。あとはスポーツも得意だったので、アスリートにも憧れてました。アイドルになることを意識し始めたのは中学校に入ってから。当時、松浦亜弥さんに憧れていて、私もあんなふうになりたいなと思ったんです」。 2007年、中学2年生のときに晴れてオーディションに合格。初めはAKB48の研究生としてキャリアをスタートさせた。
「研究生の頃は休んだ先輩の代わりにステージに立つことがありました。公演も毎日のようにあったので、学校とレッスンの両立が大変でしたね。 先輩後輩の上下関係はしっかりあったけれど、スポーツをやっていたので体育会系なのは慣れっこ。ただ、研究生のときからスタッフさんによるパフォーマンステストのようなものがあって、常に“ふるいにかけられている”とは感じていました」。 2009年に大幅なメンバーチェンジがあり、内田さんも正規メンバーに昇格した。 AKB48はメンバーが多いため、当初は選ばれた約20名がテレビ番組やステージなどに出演していた。そして2009年から2018年までは、年に1回、シングルの選抜メンバーをファン投票によって選ぶ「AKB48選抜総選挙」が行われていた。 「人気投票の上位16名が選抜メンバーとして活躍できます。私はAKBメンバーとして活動を始めてから一度も選抜に入ったことがなくて、ずっと憧れていたんです」。
じゃんけん大会で優勝、センターを獲得!
そんな内田さんの人生を変えたのが、新たに導入された選抜方式「じゃんけん大会」であった。じゃんけんで勝った者がAKB48の新曲でセンターを務めることができるという、シンプルかつ斬新な新ルールだ。 「じゃんけん大会の開催が発表されたときは、メンバーの中で私だけが『やったー!』と喜んでいました。優勝すればセンターになれるってひとりでぴょんぴょん飛び跳ねて、周囲に『勝ちます!』と宣言もしていたんです(笑)。秋元先生もじゃんけん大会当日に客席で見ていて、『内田はやるかも』と漏らしていたらしいです」。