雪印メグミルク 神戸大学発のスタートアップに出資 バイオ技術研究で成長加速
雪印メグミルクは、国立大学法人神戸大学発のスタートアップ企業で、先端バイオテクノロジーを有するバッカス・バイオイノベーション(本社・兵庫県神戸市、近藤昭彦代表取締役社長兼CEO、以下バッカス社)に出資したと明らかにした。 同社の先進的な技術を活用し、バイオテクノロジー分野における研究開発を加速させる。雪印メグミルクが保有する乳酸菌などの価値の向上や新たな価値創造につなげる狙い。 バッカス社は、「デジタル×バイオ」時代に新たな産業の創造を目指すスタートアップ企業。計算科学と合成生物学の融合による研究成果を活用した有用物質生産や、代謝解析などを可能とする基盤要素技術とノウハウを保持しているほか、ヒト大腸の腸内環境をリアクター内で再現した腸内細菌叢培養モデルによる素材評価サービスを展開する。 同社がアジアで初めて事業化した「統合型バイオファウンドリ®」(バッカス・バイオイノベーションの登録商標)は、最先端のデジタルとバイオ工学分野の技術を用いて多様な物質を生産する遺伝子改変微生物を効率的に開発し、従来とは異なる持続可能なものづくりのための生産プロセス開発まで一貫して手掛けるビジネスモデルとなっている。