【大阪の人気店】食べたことのない旨さ! 元フレンチシェフが作る『抱きしめ鯛』の名物「鯛担麺」
●大阪・肥後橋にある人気ラーメン店『抱きしめ鯛』。フレンチの技法を取り入れた名物料理「鯛担麺」を食べてきた。
大阪・肥後橋エリアは、高層ビルが立ち並ぶオフィス街。駅周辺にはビジネスマンやOLが集うコスパの良い飲食店が多数あります。大阪メトロ肥後橋駅から徒歩5分の場所にある『抱きしめ鯛』は、和の食材とフレンチの技法を掛け合わせた新感覚の麺料理が楽しめるラーメン店。 『抱きしめ鯛』の名物「鯛担麺」の関連画像 数々のテレビや雑誌で取り上げられ、お昼時には連日行列ができています。筆者もこの辺りで働いていた頃、残業終わりのご褒美によく訪れていました。大人気の「鯛担麺」の魅力をご紹介しましょう。
元フレンチシェフが営む鯛担麺専門店『抱きしめ鯛』
名物メニューは、12年間フレンチ修業を積んだシェフが考案した「鯛担麺」。2022年5月には、同店が監修した「辛旨 鯛担麺」が大手寿司チェーン・スシローで提供され、その実力は全国へと広まりました。 スープには、愛媛県宇和島産の真鯛と香味野菜をじっくり煮込んで旨味を抽出した「フュメ・ド・ポワソン(魚の出汁)」を使用。そこに昆布や香りが豊かな鯛のオイル、担々麺の命でもある練りごまなどを組み合わせ、旨味が凝縮したスープを作り出しているそうです。 麺は50年以上の歴史を持つ大橋製麺と独自開発したちぢれ麺。63℃で長時間じっくり火入れしたレアチャーシューや低温の油で煮た鶏のコンフィなど、トッピングにもこだわっています。
濃厚スープがクセになる「鯛担麺」
早速、ランチ限定の「鯛茶漬け付ランチSET」を注文することに。券売機で食券を買い、スープの辛さを選びましょう。辛さレベルは0辛、1辛、2辛、3辛、激辛の4種類。筆者はほどよい辛さの2辛を注文しました。初めて食べる方や鯛の風味をしっかりと味わいたい方は基本となる1辛がおすすめです。
2種のチャーシューと穂先メンマ、水菜、肉みそ、飴細工のような揚げじゃがいもなど、麺が見えないほどトッピングがたっぷり。チャーシューの上にはバルサミコ酢がかかっており、フレンチシェフならではの華やかな盛り付けです。
白濁したスープは、鯛とごまの風味がふわりと広がる濃厚な味わい。クリーミーかつまろやかで、中華料理の担々麺とはまったくの別物。途中で肉みそを混ぜながら食べ進めると、さらに旨味が底上げされてお箸が止まらない! 中太のちぢれ麺はツルツルもっちりで、スープがしっかり絡みます。しっとりしたチャーシューにシャキシャキの野菜、パリパリのじゃがいも、1杯でいろいろな食感と味わいが楽しめました。