《三菱商事は驚異の2090万円》上場企業「平均年収ランキング」に異変 半導体メーカーが続々上位に浮上、メガバンクと総合商社に明暗も
海外では新卒でも「年収2000万円超」
テレビ局だけでなく、日本の高度経済成長期を支えた“ものづくり企業”の給与面での伸び悩みについても指摘する。 「独自のビジネスモデルを持つキーエンス(3位、2067万円)を除いて、日本を代表するようなメーカーの名前は上位には見られません。業績のいいソニーグループでやっと98位(1113万円)で、日立製作所やパナソニックといった企業はトップ200圏外です。 海外では大卒1年目でも年収2000万円超で優秀な人材の奪い合いをしています。一部の人はいまだに『日本はものづくりの国』というようなことを言いますが、そう言うのであれば、そこの人材にお金をかけなければ、ものづくり大国の復権は難しいのではないでしょうか」 有名企業の社員たちの平均年収の一覧表の奥には、日本経済の現状と課題が透けて見えてくる。