年末年始、大切な人と飲みたい特別な一本。「ヴ―ヴ・クリコ」の美しきロゼ
セラーマスターのディディエ・マリオッティ氏は語る。 「2015年はとても暑い年で、特にピノ・ノワールが理想的に完熟しました。果実味豊かなヴィンテージになったと思います。注目していただきたいのが、このロゼ色です。マダム・クリコはいつも『私たちのワインは視覚と味覚の両方を楽しませるものでなければならない』と話していたそうです。私は、ワイン造りについて迷いを感じた時には、『マダム・クリコならどうするだろう?』と自問自答しています(笑)」。 また、マダム・クリコのシャンパーニュへの思いを表現しているのが、イタリアの陶芸家パオラ・パロネット氏が手がけたカラフルなボックスだ。パオラ・パロネット氏は“ペーパークレイ”と呼ばれる紙粘土での仕上げの手法が特徴的なアーティストで、色彩と技術への情熱がマダム・クリコと共通することから、このコラボレーションが実現したという。
アーティストのパオラ・パロネット氏。“ペーパークレイ”という革新的に技法を使って作品を作る。今回のボックスに選んだのは“ペスカ・キアロ”と呼ばれる繊細かつ鮮やかなピンク。「このキュヴェの正確で骨格のある特徴を芸術的に表現したピンクです」 「ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム ロゼ 2015」の魅力は、なんといっても、どんな料理をも包み込んでくれる包容力にもある。フレッシュ感に満ちた野菜や新鮮な魚料理、また、伝統的なフレンチのソースが添えられた肉料理まで、素晴らしいマリアージュを楽しませてくれる。軽やかな一皿にはピュアな酸味が、力強い肉料理には赤ワインのニュアンスが自然に寄り添ってくれるイメージだ。 「すべては“バランス”です。果実味、酸味、ミネラル、タンニンが美しいバランスを保つにはどうすべきか、それを一番に考えています」とマリオッティ氏。 繊細で鮮やかな色合いのボックスに収められたシャンパーニュは、大切な人への贈り物にこそふさわしい。フェスティプ・シーズンのための特別な一本として覚えておきたい。 問合せ先: MHD モエ ヘネシー ディアジオ TEL. 03-5217-9777 BY KIMIKO ANZAI