【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】12年ぶりの激坂クイトゥ・ネグルを制したのはパブロ・カストリーリョ、オコーナーは総合首位をキープ/第15ステージ
インフィエストからバルグランデ=パハーレス スキー場の激坂クイトゥ・ネグルまで142.9kmの山岳ステージ、よじ上るのは1級山岳が2回、3級山岳1つ、超級山頂フィニッシュが1つ。オフィシャルスタートが切られ飛び出したのはカスパー・アスグリーン(ティーレックス・クイックステップ)とチョミン・フアリスティ(エウスカルテル・エウスカディ)、その後もつぎつぎと選手たちが飛び出しジェイ・ヴァイン(UAEチームエミレーツ)、マルコ・フリーゴ、ライリー・シーアン(ともにイスラエル・プレミアテック)、ヨナス・グレゴー(ロット・デスティニー)、マックス・プール(dsmフィルメニッヒ・ポストNL)、トマ・シャンピオン(コフィディス)、パブロ・カストリーリョ(エキポケルンファルマ)9人の先頭グループが形成された。 【ハイライト】ブエルタ・ア・エスパーニャ 第15ステージ|Cycle*2024 ルイス・メインチェス(アンテルマルシェ・ワンティ)がブリッジを試みメイン集団から抜け出す、マルク・ソレル(UAEチームエミレーツ)とマイケル・ウッズ(イスラエル・プレミアテック)も飛び出し1級コリャディエリャを上り山頂先頭通過はヴァイン、そして下り終えるとメイン集団が追いついてレースは仕切り直し。ソレル、ブリュノ・アルミライユ(デカトロン・AG2Rラモンディアル)、シーアン、グレゴー、カンタン・パシェ(グルパマ・FDJ)、メインチェス、ヨン・イサギレ(コフィディス)、カストリーリョの8人が先頭グループとなり3級山岳で追走していたステフェン・クライスヴァイク(ヴィスマ・リースアバイク)、パヴェル・シヴァコフ(UAEチームエミレーツ)、ダニエル・マルティネス、アレクサンドル・ウラソフ(ともにレッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)ら9人が合流。
メイン集団はティーレックス・クイックステップが牽引しタイム差を2分程度に抑えている、2回目の1級山岳に入ると先頭グループからソレル、グレゴー、メインチェスらが遅れている。山頂はヴァインが先頭通過し山岳ポイントでワウト・ファンアールト(ヴィスマ・リースアバイク)と並んだ。ダウンヒルをこなし、バルグランデ=パハーレス スキー場の上りに入るとシヴァコフ、ウラソフ、カストリーリョの3人となった。マイヨロホ・グループは2分後方から追いかける。 残り距離3kmのクイトゥ・ネグルに入ると同時にカストリーリョがアタック、シヴァコフとウラソフは見送る。カストリーリョの粘りの走りは諦めることを知らず、追いついてきたウラソフに抜かれることなく、ペダルを回し続けブエルタ区間2勝目を挙げた。 メイン集団ではミケル・ランダ(ティーレックス・クイックステップ)が最初に仕掛け、フロリアン・リポヴィッツ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)の牽引でマイヨ・ロホ着用のベン・オコーナー(デカトロン・AG2Rラモンディアル)が離れていった。プリモシュ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が放たれると淡々とペダルを踏み続け、エンリク・マス(モビスター)が追いつきカストリーリョから1分4秒遅れでフィニッシュ、オコーナーは1分42秒遅れだったためマイヨ・ロホのキープに成功して2週目を終えた。※ログリッチは20秒のペナルティが加算され総合タイムは1分3秒差となった 「1回目の勝利は何が何だかわからなかったけれど、今回の勝利は夢を叶えてる実感がある、最高のブエルタだ」カストリーリョ、ステージ勝利後インタビュー
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