大阪ダブル選 当選の維新・松井氏、吉村氏が会見(全文10)
話し合い重視ということだが、維新らしいスピード感との兼ね合いは?
産経新聞:産経新聞のイマムラと申します。先ほどから今後は協調、話し合いということを重視していくとおっしゃっているんですけれども、これまで維新が強く支持されてきた要因としては、決める政治だといって、スピード感をもってやってきたと、そういう点が1つあるのかと思うんですけれども、どうしても話し合い、協議をやるとなると、そこのスピード感という兼ね合い等の問題も出てくるかと思います。そこら辺でこの話し合いをしながら、これまで言っていた維新らしさっていうのをどうやって維持していくのかというのは、どのようにお考えでしょうか。 松井:期限切って話し合いしますよ。期限を。だから、今まで府市で二重行政を解消しようとして、保証協会も10年話し合って答え出さなかった。こういう話し合いはもう、これは協議を継続してるだけです。話し合いっていうのはやっぱり期限を切って、その期限の中で答えを出していく。その中において多少、それぞれ譲れるとこがあればそこで決定をしていく。まさにわれわれ期限なしの、協議、継続ありきの話し合いはやりません。物事は決めていく。決めるに当たって、譲れるところがあるかどうかを話し合う。そういうことです。 松井:加えてですけど、その府市一体で決めていけるようなことについては、これまで通りのスピード感をもってやっていきます。これはやっぱり実績をつくって、しっかり実績を出すというのは政治家の役割だと思ってますんで、それは今、府市もねじれることなく選んでいただきましたんで、同じようなスピード感でやっていきたいと思ってます。ただ、例えば地下鉄の民営化なんか1つ見ても、ずっと否決、否決で何度も同じような継続審議で長引いてるわけですよね。やはりそこに必要なのは話し合いをして、こちらも譲歩するところは譲歩しながら合意形成をするというのがやはり、それが逆に回り道じゃなくて早く結論を出すとことにもつながってくると思いますんで、そういったことを今回、橋下市長から私に人が代わりますんで、そこを代わってるとこについては、どうしても議会となかなか対立があって進みにくい点については、私自身は結果、実績を出すということでやっていきたいと思います。 産経新聞:吉村さんに伺います。先ほども、国政のおおさか維新の会の政調会長でいらっしゃる、まず、先ほど大阪に注力したいという点もありましたけれども、橋下さんほどの引っ張れる実行力、そこまではご自身は持ってないとご自身もおっしゃっていますけれども、この話し合いをする市長でありながら、国政の政策の課題もその責任者として担っていく。これはどういうふうなことで進めていきたいという決意でしょうか。 松井:まず、今度新たに新代表が選ばれるかと思いますので、その下で私が引き続き政調会長のご指名を受けるかどうかちょっと分からないのがあるんですけども、もしそれであれば、僕自身はその大阪の、例えば副首都化の話もそうだと思ってます。大阪とやっぱり国政で密接に関連をするところが結構あるんですね。地方分権の議題についてもそうですし、副首都化なんかはずばり密接に関連しますので、そういうところについては当然、自らも積極的に関与していきたいと思ってます。地方分権とか副首都化とか、そういう点に関してはですね。で、それ以外の、例えば本当に純粋な外交とか、安保、そういったことについては、おそらく平仮名おおさか維新の会の国会議員の政調会というのが当然結成されると思いますので、しっかりやっぱり役割分担をしてやっていけば問題ないというふうに思ってます。