【ノア】征矢学が豪腕ラリアットに対抗して弾道強化しバット3本粉砕!YO-HEYはキックで
11月9日のプロレスリング・ノア大阪大会(エディオンアリーナ大阪第2競技場)で、潮崎豪(42)の挑戦を受けるGHCナショナル王者・征矢学(39)が2日、ノア道場で練習を公開。得意技「弾道(走り込んで、腕を振り切りながら体のひねりを加えるラリアット)」でバットをたたき折るパフォーマンスを披露した。 征矢は10月28日新宿大会「マンデーマジック」で行われた前哨戦の6人タッグで潮崎と対戦。潮崎の代名詞「豪腕ラリアット」で3カウントを奪われて敗れた。この日の公開トレでは「前回マンデーマジックで直接、潮崎豪からラリアットで負けてしまったので、何としても潮崎豪からラリアットで勝ちたい。潮崎豪の『豪腕ラリアット』を超える俺の右腕『弾道』を今から強化したいと思います」と話し、巨大タイヤに向き合った。 征矢は「これはスタン・ハンセンさんのトレーニング方法で、このタイヤを1000発、打ち込みます」と話し、おもむろに硬いタイヤにラリアットを連続で打ち込み始めた。40発打ち込んだところで「この俺の右腕の弾道が、どれだけ情熱がこもっているのか、試しにやってみたいと思います」とバット折りに挑戦すると説明した。 征矢は、道場の片隅でバスケットボールで遊んでいた『金髪夫婦(YO-HEY&HAYATA)』の2人を捕まえ、「今から俺が弾道の威力を試したいのでバットを持ってもらえますか?」と要請。あきらかに面倒くさそうな表情を浮かべる2人を「俺たち1回(タッグを)組んだら金髪家族でしょ」と無理やり自分のトレーニングの補助役に引き込んだ。 征矢は「このバット折り。かのレインメーカー(オカダ・カズチカ)は2本折ったという話を聞いたので、私の弾道は3本折ります!」と宣言。金髪夫婦の2人が押さえる3本のバット目がけて渾身(こんしん)の弾道をたたき込んだ。しかし最初の一撃で折れたバットはわずかに1本。征矢は「くそ! 1本しか折れないか。次は必ず折るからな!」と話し、再び右腕を振り下ろすと残り2本のバットも真っ二つとなった。 「よし! 3本折れたぞ!」と叫ぶ征矢に対し、YO-HEYが「あれ? 最初1本しか折れてなかったです。やっぱりさっき(タイヤへの打ち込みで)1000本打ってなかったから。40本しか打ってなかった」と冷ややかな突っ込み。すると征矢は「そんなに言うなら、あんたもやってみたらいい」とYO-HEYにもバット折りを強制した。 YO-HEYも売り言葉に買い言葉で「わいのドロップキックで、こんなバットくらい何本でも折れますわ。やってみましょか? 言ったら嫁(HAYATA)もヘデック(必殺技の変型フェイス・バスター)でこのバット折れます(笑い)」と言い返し、見事に自慢のドロップキックでバット1本をへし折った。 これを見た征矢は「さすがじゃねえか! あんたのドロップキックも強烈だ」とたたえた。2日のNイノベーション・トーナメント1回戦で宮脇純太と戦うYO-HEYは「純太の首がこうならないようにみなさん願っといてください。まあすごい余裕で勝ち続けて、最終的には(GHCジュニア王者の)ダガの首がこうなっちゃいます」と豪語した。 この後、征矢は巨大タイヤに残りの960発の弾道を打ち込んだ。数えていた数字が途中、900くらい大幅に飛び、金髪夫婦の2人をはじめ、スタッフ、関係者から「ええっ?」という声が上がったことにはあまり触れないでおく。