春高バレー、長野県代表決まる 男子は松本国際 女子は東京都市大塩尻
「春の高校バレー」として行われる「第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会」の出場をかけた県大会の男女決勝が10日、長野市のホワイトリングで行われた。男女とも昨年と同じ顔合わせとなり、いずれもフルセットの激闘の末、男子は松本国際が3―2で岡谷工を破り、2年ぶり12度目の優勝。女子は、東京都市大塩尻が3―2で松商学園を破り7年連続12度目の優勝を果たした。優勝チームは来年1月5日、東京都渋谷区の東京体育館で開幕する全国大会に出場する。 【写真】女子決勝でフルセットの末、優勝を決め駆け寄る東京都市大塩尻の選手たち 男子は、夏の県高校総体優勝の松本国際が第1セットを取るも、第2、3セットを昨年大会で優勝し春高に出場した岡谷工が奪い逆転。第4セットも岡谷工ペースだったが、20点を目前にしたところから松本国際が連続得点で追いつきセットを奪い返した。第5セットも拮抗したが、最後は松本国際が粘り勝ちした。 女子は、松商学園が第1セットを奪い、東京都市大塩尻にとっては苦しいスタートに。第2、第3セットを奪え返すも、第4セットを決めきれず最終セットに持ち込まれた。都市大塩尻は、第5セット中盤から、左からの攻撃が連続で決まるようになり、地力を発揮し勝利を呼び戻した。 松本国際・壬生裕之監督「負けたところからのスタートだったので苦しい1年だった。春高に向けて挑戦権を得たので、もう一回作り直して全国で勝負できるチームにしたい」 松本国際・小林智哉主将「このチームの最後、集大成となるので、すべてをかけて日本一を取って帰ってきたい」 東京都市大塩尻・今井一仁監督「松商学園は素晴らしいチームで、予想していたが本当に苦しい試合だった。出るからには日本一、頂点を目指し頑張りたい」 東京都市大塩尻・北堀未森主将「途中で苦しい場面が続いたが、チーム全員で勝てたことはすごくうれしい。春高では最後の思いをぶつけて日本一を目指したい」