アジア最高額はどこ!? 代表チーム最新市場価値ランキング6位。タレント不足…。日本の強力ライバルは過去のこと?
FIFAワールドカップ(W杯)アジア最終予選が9月から始まり、アジア各国の代表がW杯の切符をつかみ取るためしのぎを削っている。近年はアジアの選手も評価されるようになり、市場価値も全体的に増加傾向にある。今回は、アジアの代表チームの市場価値をランキング形式で紹介する。(成績は『transfermarkt』参照。※メンバーは11月シリーズ発表時点のもの)
6位:オーストラリア代表 最新FIFAランキング:24位 総市場価値:3755万ユーロ(約60億800万円) 最高額選手:ハリー・サウター(700万ユーロ/約11.2億円) 6位には、9月にトニー・ポポビッチ監督を招聘したオーストラリア代表がランクインした。その総市場価値は3755万ユーロ(約60億800万円)となっている。 オーストラリア代表は2022年に行われたカタールワールドカップでベスト16、2024年初旬に行われたアジアカップでベスト8入りを果たすなど、国際大会での成績こそ悪くはないが、戦力そのものは2000年代や2010年代と比較をするとダウンしている。 それを象徴するのがプレミアリーグで主力としてプレーする選手の少なさだ。かつてはティム・ケイヒルやマーク・シュウォーツァー、ハリー・キューウェルらが同じ英語圏のリーグで活躍していたが、現在の代表メンバーで主力として活躍できているのはキャメロン・バージェス(イプスウィッチ・タウン/イングランド)しかいない。 現代表で最も市場価値の高いハリー・サウター(シェフィールド・ユナイテッド/イングランド)もプレミアリーグでは主力に定着することができなかった。評価を高めたカタールワールドカップ直後と比較をすると、半分以下の700万ユーロ(約11.2億円)までダウンをしている。 彼に次ぐのが、ライリー・マッグリー(ミドルズブラ/イングランド)と長く正GKを務めたGKマシュー・ライアン(ローマ/イタリア)の350万ユーロ(約5.6億円)だ。後者はプレミアリーグでも活躍した実績こそあるが、現在の代表ではジョー・ガウチ(アストン・ヴィラ/イングランド)にポジションを奪われてしまっており、全体的にタレント不足が否めない。 こうした状況であっても9月に就任したポポビッチ新監督の下で結束が高まっている。初陣の中国代表戦を勝利で飾ると、絶好調の日本代表相手に劣勢ながらドローに持ち込み、サウジアラビア代表戦でも負けなかった。 現在はグループBの2位と高位置に付けており、順当に勝ち点を積み重ねることができれば6大会連続でのワールドカップ出場を果たすことができるだろう。
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