愛知・幸田町の小学校で「芝生アート」制作 公立校では珍しい“芝生の運動場”を活用 児童がはさみで芝生を刈り込み 今年で29回目の伝統行事
愛知県の幸田町立荻谷小学校で、毎年恒例となっている「芝生アート」の制作が行われました。 同校は公立小学校としては珍しく、1973年から運動場が全面芝生で整備されていて、1996年度から芝生アートの制作を開始。児童たちに芝生に愛着を持ってもらおうと始めた行事は今年で29回目を迎え、全校児童267人と職員が参加しました。 今年のテーマは「自然いっぱい、笑顔いっぱい」。毎年、児童が考えたデザインを採用していますが、今年度は町村合併70周年ということもあり、デザインに幸田町のマスコットである「えこたん」を取り入れたということです。
芝生の刈込み作業が行われたのは9月5日。青空のもと、「みどりのチーム」と呼ばれる学年を縦割りにした班で、高学年が下の学年にアドバイスをしながら芝生をはさみで刈りこみました。作業が進むにつれて徐々に絵柄が浮かび上がり、約1時間でアートが完成しました。 9月12日には町村合併70周年の懸垂幕とともに記念撮影が行われ全景をお披露目。「えこたん」の芝生アートとともに児童らは笑顔でカメラに収まりました。