しもやけは「寒暖差」が原因で起こる。なりやすい人の特徴は?スキンケアや防寒、血行促進を意識して対策しよう
◆しもやけに有効な習慣 (ビタミンE配合のクリームでケア)野村先生監修のもと、2022年3月、手荒れがひどく、手指に赤みや腫れなどの症状がある20 代~50 代の男女21名を対象に、モニター試験が実施されました。毎晩寝る前に、ビタミンE配合のクリームを指定のマッサージ方法で塗布し、7日間継続することで、皮膚温や手荒れの改善状況に変化があるか確認しました。 すると、7日後には手の荒れや腫れなどの症状の改善が見られ、入室時の皮膚温が上昇していることがわかりました。「7日間のハンドケアで手の赤みや腫れに改善がみられました。小さなお子さまでも手が冷えている方もいるので、年齢問わずケアしていくことが重要です」と野村先生は話します。 (防寒と血行促進)「しもやけを予防するためにはスキンケアだけではなく、日頃から体をあたためる生活習慣が重要です。」と野村先生は解説します。ビタミン E 配合のハンドクリームで日頃からケアすること(スキンケア)、手や足・首などを冷やさないこと(防寒)、湯舟に入り血行を良くすること(血行促進)、水分が残らないように吸水性のあるタオルで拭くこと(濡れたままにしない)など、日頃から体をあたためる生活習慣を心掛けることが大切です。 「しもやけは年々増えているように感じます。夏は暑い、冬は寒いという環境の中で、日頃からケアをすることは、ひび、あかぎれといった手荒れや、しもやけに対しても非常に大切なことです。」と、野村先生は早期ケアの重要性を啓発しています。 監修 ユースキン製薬株式会社 野村皮膚科医院院長 野村有子
「婦人公論.jp」編集部