鎌田の出番はなしも3人退場で大荒れのラツィオvsミランを伊解説陣が徹底分析!「疑いの余地なく誤審」のシーンも… | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】MF鎌田大地が所属するラツィオは、セリエA第27節ラツィオ対ミラン戦で3人の退場者を出した末に0-1と敗れ、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣が見解を示した。 【動画】退場者続出の荒れ試合も鎌田は3試合連続出番なし ラツィオ×ミラン|ハイライト
日本時間2日にスタディオ・オリンピコで行われた大一番、来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場(UCL)を目指して上位浮上のきっかけをつかみたい8位ラツィオと、3位の座を足固めしたいミランによる対決は、88分のノア・オカフォーの決勝点により1-0でステファノ・ピオリのチームに軍配が上がった。 そんな一戦について、『ダゾーン・イタリア』解説陣の一員でラツィオOBのダリオ・マルコリン氏が見解を示した。 「ミランにとって重要な勝利だ。3位の座を固める一方で、2位ユヴェントスへのメッセージにもなる。ただ、ミランには2つの顔が見えた。前半はあまり良くなく、後半になって変化した。加えて数的有利に立ったことで、ピオリは試合を変えることに成功した」 「ラツィオはフィオレンティーナ、ボローニャ、アタランタ、ミランとの上位対決に敗れはしたが、今日は全力を尽くして良いパフォーマンスを見せていた。欧州カップ戦への出場はまだ目指せるはずだ」 しかし後半、ホームのラツィオに3人の退場者が出るなど大荒れとなった展開は、物議も醸している。57分、タティ・カステジャーノスがファウルを受けたかに見えたが、審判団は試合を止めず、クリスティアン・プリシッチがプレーを続行。ボールを奪われ、慌てて対応したルカ・ペッレグリーニは2枚目のイエローで退場処分となった。 ベンチスタートとなったMF鎌田大地もこのあおりを受けたためか、3戦連続で出番なしとなったが、元インテル指揮官のアンドレア・ストラマッチョーニ氏が試合を振り返った。マルコ・ディ・ベッロ主審らの試合進行に問題があったことを指摘し、これが試合の分岐点となったことを説明した。 「前半は拮抗した試合だった。個人的には(マティアス)ベシーノが素晴らしい決定機を迎えるなどしたラツィオのパフォーマンスの方が良かったと思う。ミランは後半に良い入り方をしたが、試合は確実に(ルカ)ペッレグリーニの退場によって方向付けられてしまった」 「あのファウルと状況を踏まえると、ラツィオにとって非常に不運なものだった。そして、その後のゴールで全てが変わった。我々は常に審判員の立場を守ってきたつもりだが、今回に限っては、ほんの少しだが、主審が試合のコントロールを失ったと言えるだろう」
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