年金生活の友達夫婦が、毎月旅行に出掛けています。一体どれくらい受給しているのでしょうか?
まとめ
わが国の公的年金は、国民年金と厚生年金の2階建て構造になっています。 全国民が共通して受給することができる老齢基礎年金は、20歳から60歳まで第1号被保険者として国民年金保険料を全額支払うか、第2号被保険者または第3号被保険者であった場合に、満額を受け取ることができます。 老齢厚生年金は、厚生年金に加入していたときの報酬額と加入期間などをもとに算出されます。しかし、一定額以上の報酬や賞与をもらっていても、上限額以上の老齢厚生年金を受給することはできません。 老夫婦が受給する老齢厚生年金の受給額は、老齢厚生年金を受給できるか否かによって大きく変わります。現役時代の働き方による年金額の違いを、再認識する必要があるようです。 出典 (※1)厚生労働省 年金制度の仕組み (※2)日本年金機構 老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・年金額 (※3)日本年金機構 老齢厚生年金の受給要件・支給開始時期・年金額 (※4)日本年金機構 年金用語集 は行 報酬比例部分 (※5)日本年金機構 厚生年金保険の保険料 (※6)日本年金機構 令和2年9月分(10月納付分)からの厚生年金保険料額表(令和5年度版) 執筆者:辻章嗣 ウィングFP相談室 代表 CFP(R)認定者、社会保険労務士
ファイナンシャルフィールド編集部