五輪後の参戦、時差ボケとも戦う小原佑太「まだ治らないけど、少しずつ良くなっている」/オールスター競輪
平塚競輪場のナイター「第67回オールスター競輪(G1)」は18日、最終日を迎える。S級優秀を走る小原佑太(28歳・青森=115期)に話を聞いた。 世界と戦ってきた小原はひとまわり逞しくなって帰ってきた。一走目こそ着外に沈んだが、二走目、三走目と確定板入り。四走目は長い距離を踏んで押し切る超強いレース内容だった。 「後藤君との2分戦みたいなイメージでした。先行争いまであるなと思っていて、ある程度は覚悟していた」とレースを振り返る。 実際のレースは赤板から後藤大輝ともがき合う力比べ。しかし、ホーム手前、後藤の仕掛けが一車だと分かると冷静に番手に入り、そこからすかさず仕掛けるタフなレースで勝ち切った。 「成田さんに助けてもらいました。自分がもっと良いスピードを出せていたらワンツーが決まったはず。ちょっと末を欠いてしまって。それでもこのメンバーで距離をもがいて1着なので」 強行日程の中、強いレースを披露している小原。「時差ボケはまだ治らないけど、少しずつ良くなっている。またラインで決められるように最終日も頑張ります」とあと一走強い気持ちで走り抜く。(アオケイ・石濱記者)