【福岡ボート・ルーキーシリーズ第18戦】原田才一郎が通算4度目のV
ボートレース福岡の『ルーキーシリーズ第18戦』は10日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の原田才一郎(28)=福岡=がコンマ08のスタートから逃げ完勝。昨年11月の戸田ルーキーシリーズ以来通算4度目、当地では初のVを飾った。2着は松本純平、3着には佐々木翔斗が入った。 ◇ 地元A1級の原田が66号機を超抜に仕上げて今年11度目の優出で初、そして福岡で念願の初Vを飾った。 「エンジンさまさまですね。足は抜群で、今日(優勝戦)が一番良かった。2日目からペラの反応も良くて、言うことがないです」 6号艇の豊田が前ヅケを宣言していたが、誰も譲らず進入は展示、本番ともに枠なりのオールスロー。本番では原田だけが100メートル付近の起こしとなったが、完璧な踏み込みで後続をシャットアウトした。 「若松で負けたことがずっとよぎって…。メンタル勝負でした。地元は格別なものがあるし、今までの優勝で一番うれしいです」 7月の若松第9戦のファイナルでは1号艇で2着に敗退。今回でその重圧をはねのけたことは、今後のレーサー人生の大きな財産となるのは間違いない。 「これからは支部の後輩たちにも自分の姿を見せていきたい。来年は記念も走りたいですね」 大所帯で次々と若手が育つ福岡支部を引っ張り、自らも成長を続ける28歳が次なるステージへと歩き出す。(西脇和哉)