【パリ五輪卓球】戸上の初の五輪シングルスはベスト16で終戦、されど闘魂は燃え続ける「この悔しさは必ず次に繋がると思う」
男子シングルス3回戦に登場した戸上隼輔は韓国のエース・張禹珍と対戦。豪打者同士の対戦は激しい打ち合いが展開されたが、勝負所で的確な得点パターンを見せた張禹珍に対して各ゲームわずかに及ばず、ストレートで敗れた。 試合後に「序盤から相手の攻撃力に圧倒されてしまった」と語った戸上は、張禹珍の強烈なフォアドライブに苦しんで第1ゲームを7点で奪われる。第2ゲームは8-10からジュースに追いつき、その後3度のゲームポイントを奪ったものの、「2ゲーム目のジュースを取り切れなかったところがこの試合の敗因かなと思います」と、決め切ることができずにゲームカウント0-2に。 その後も各ゲームは競り合うものの、第3ゲームは12-10、第4ゲームは11-9と落としてストレートで敗戦。「なかなかあと一本がとれないことが続いて、非常に戦術の部分で悩んでしまったり、自分が何をしたらいいのかという部分で頭が真っ白になってしまった。あと一本の大切さ、あと一本大事なところで取り切るということを今後もっと励んでいきたい」と試合を振り返った。 「(初めての五輪は)本当に楽しかったです。この悔しさは必ず次に繋がると思うので、4年後のロスに向けて、そしてまだ団体戦があるのでそこに向けて頑張りたいなと思っています」(戸上) まだ戸上のオリンピックは終わっていない。この悔しさを力に変えて、団体戦では大暴れしてほしい。