友人が大阪から東京まで結婚式のためにわざわざ来てくれます。交通費は全額出さないとダメですか?
ある程度年齢を重ねて、結婚式に招待されることも増えてくると、正しいマナーが気になるところ。新郎新婦の関係や年齢、式への参加の有無、ゲストの住んでいる場所など、さまざまな条件に左右されるだけに、自信を持って理解できていない人も少なくないかもしれません。 【図解】絶対やめて…ご祝儀でやってはいけない渡し方 今回は「友人が遠方からきてくれる場合の交通費」にまつわる疑問に、「All About」冠婚葬祭ガイドの中山みゆきが回答します。 (今回の質問) 友人が大阪から東京まで結婚式のためにわざわざ来てくれます。交通費は全額出さないとダメでしょうか? (回答) 遠方からのゲストには「お車代」を渡すのがマナー。一般的に1万5千円~2万円が相場となっています。全額出さなくても、交通手段によっては半額負担でもOKです。 どういうことなのか、以下で詳しく解説します。
◆「お車代」を渡すのがマナー。相場は1万5000円から2万円
まず前提として、遠方からのゲストに「お車代」を渡すのはマナーです。では今回の場合、いくら負担すればよいのでしょうか。 東京と大阪を結ぶ公共交通機関は新幹線、飛行機、高速バスとさまざまなものがあります。また、自家用車を使っての移動も可能。とはいえ結婚式の移動には、飛行機か新幹線で来てもらうのを想定した方がよいでしょう。その場合多少の上下があっても往復で約3万円です。さらに、日帰りも可能ですが、結婚式の開始時刻や二次会を考えると、宿泊を伴う場合もあるかもしれません。 ですが、一般的にお車代の負担金額は1万5千円~2万円が相場。今回の場合は足りないかもしれませんが、全ての交通費をお車代として負担しなくてもOKです。一般的にもキリ良く2万円を負担する場合が多いとされています。
◆事前にゲストと話して交通費を抑えるのも手
前述のように相場通りに「お車代」を渡すとしても、当然ゲストの負担はゼロではありません。できる限り安く抑えられるようにしてあげたいですよね。 披露宴は前々から日程は分かっています。親しい友人なのであれば一緒に相談しながら、早めの予約で運賃を割り引くサービスを利用したり、格安航空(LCC)の航空チケットや新幹線の乗車券をディスカウントショップで探すなどしてみてもいいかもしれません。