首都高、7台絡む3人死亡事故 追突トラックが速度落とさず衝突か
埼玉県戸田市の首都高速道路美女木ジャンクション付近で、大型トラックが渋滞の列に追突し3人が死亡した事故を巡り、大型トラックが速度を落とさずに衝突する様子が道路の防犯カメラに映っていたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。 現場にブレーキ痕はなく、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで現行犯逮捕されたトラック運転手の降籏(ふりはた)紗京容疑者(28)=相模原市緑区下九沢=は、「ぶつかったときには意識がなかった」と供述。警視庁が詳しい事故状況を調べている。 また、降籏容疑者が過去に神奈川県内で大型トラックを運転して赤信号で交差点に侵入し、乗用車と自転車を巻き込む人身事故などを起こし、2度同法違反(過失致傷)容疑で書類送検されていたことも判明している。 事故は14日午前7時35分ごろ発生。乗用車やトラック計7台がからみ、追突され炎上した乗用車の3人が死亡し、2人が軽傷を負った。