4時間22分の死闘で体が不安視された錦織圭 2回戦も出場の見通し、相手は世界15位のシェルトン
【パリ28日=吉松忠弘】1回戦で、2021年全米以来997日ぶりの4大大会勝利を飾った元世界ランキング4位の錦織圭(ユニクロ)は、1回戦の死闘による体調が心配された中、2回戦に出場方向で調整していることが分かった。この日、降雨の中で、わずか10分ほど練習。サーブとリターンの感触だけを確かめた。今年から指導する前日本男子代表監督の岩渕聡コーチは「出られると思う。フィーリングも確認できた」と明かした。 前日も、コートでの練習は行わなかったが、会場で有酸素運動などを行うなど、死闘のダメージは最小限のようだ。この日、練習コートを去るときには、報道陣がマスタード色のレインコートを着ていると「お、真っ黄色ですね」と笑顔をのぞかせる明るさだった。 2回戦は、世界15位のベン・シェルトン(米国)と対戦する。両者は初対戦となる。シェルトンは、2022年にフロリダ大の選手として、全米大学選手権を制した全米学生王者だ。2023年の木下グループ・ジャパンオープン(東京・有明コロシアム)でツアー初優勝を遂げた。
報知新聞社