“150万円台”から!? マツダ「爆速ロードスター」がスゴイ! 「ターボエンジン」&“6速MT”搭載! 1代限りのレアな「ロードスターターボ」とは?
NAが基本のロードスターにターボモデルが存在した!
マツダ「ロードスター」といえばNA(自然吸気)エンジンを搭載するクルマです。 NAエンジンならではの軽やかなレスポンスとフィーリングを、オープンエアで楽しめることこそ、ロードスター最大の魅力といえるでしょう。 そんなロードスターに、かつてターボモデルが存在していました。 一体どのようなクルマなのでしょうか。 【画像】超カッコイイ! これが爆速「ロードスターターボ」です!(26枚)
そのクルマとは「ロードスターターボ」です。 同車は2代目ロードスター(NB)の派生モデルとして2003年12月に発売されました。 特徴はやはり「エンジンのターボ化」です。 搭載されているBP-ZET型エンジンは、1.8リッターのBP-ZE型にインタークーラー付きターボを追加したモデル。 最高出力172ps、最大トルク21.3kgmを誇り、ベースよりも最高出力は27ps、トルクは5kgm近くアップしました。 なおトランスミッションには6速MTが組み合わされ、駆動方式はFRとなっています。 その後、通常のNAエンジンモデルは2000年にマイナーチェンジが施され、最高出力が160psへと引き上げられましたが、それでもロードスターターボの方が最高出力では上回っていました。 また、エンジンが強力なものへと変更されたことに伴って、足回りも同時に強化されました。 ダンパーはビルシュタイン製に変更され、ローダウンサスペンションも専用チューンのものを装備。 前後のスタビライザーも強化されました。 くわえて、クラッチやトランスミッションも強化され、ドライブシャフトとプロペラシャフトもターボエンジンの力強さに耐えられるよう仕様が変更されています。 さらに、トルクセンシティブLSDが追加されていることも特徴です。 そのほか、エクステリアにはアンダースポイラー、インテリアにはシルバーメーターパネルといった専用パーツが備えられていました。 そんなロードスターターボですが、販売台数は350台限定とかなり希少なモデル。 価格(消費税込、以下同)は257万円と、ベースモデルと比べて20万円前後しか変わらないという破格の値段設定でした。 実際に2024年11月時点での中古車市場では、150万円台から430万円台で販売されています。 なお、ロードスターターボは、2代目に設定されたロードスターターボのみで、以降のモデルでは登場していません。 なかなか街中では見ることがない、レアな1台なのです。
大西トタン@dcp