制裁下で接近するロシア・イランの「ただならぬ関係」
ロシア外相がイランで発したメッセージ
Novikov Aleksey/Shutterstock.com
6月23日、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相がイランを訪問し、首都テヘランの外務省でアミール・アブドラヒアン外相の迎えを受けた。報道された2人の表情は笑顔で、一見すると、旧友と再会したかのような和やかな雰囲気を漂わせている。 今回の会談には、 2月24日のウクライナ侵攻後、米欧諸国や日本から制裁を科されているロシア が、かねて国際社会から制裁を科されてきた言わば「先輩」であるイランに制裁下の処世術を学びに来たという見方がある。そのこと自体に、違和感はない。
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飯島健太