【動画解説】来週は猛烈残暑の出口? 後半は秋雨前線などの大雨注意
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9月とは思えないような猛烈残暑が続いていますが、来週の秋彼岸の入り頃から気温の下がる日が出てきそうです。一方で、秋雨前線などの大雨のおそれがありますので注意が必要です。
ちょうど1週間後の19日(木)が秋の彼岸の入りです。暑さ寒さも彼岸までなどと言いますが、東京の気温を例にしてみてみると、このころから最高気温は30℃以下になる見込みです。最低気温も25℃を下回って、熱帯夜からも解放されるでしょう。理由は、今現在、勢力が強い夏の太平洋高気圧が勢力を弱めるためです。
台風13号は3連休の14日(土)から15日(日)ころにかけて、沖縄や奄美を直撃する見通しです。海水温の高い海域を通ってくるために、強い勢力にまで発達し、暴風域も伴って近づきそうですから警戒が必要です。一方で本州付近は、まだ夏の太平洋高気圧にがっしりと覆われている状態なので、台風は沖縄や奄美に近づいたあとは大陸へと進んでいくでしょう。
しかし、来週後半になると太平洋高気圧の勢力が弱まるために、本州付近は秋雨前線や低気圧などの影響を受けやすくなるでしょう。この図はコンピューターの計算結果の一つでまだブレはあるものの本州付近に活発な雨雲が予想されています。
天気マークも来週後半になると本州付近に雨のマークが目立つようになります。このタイミングで大雨や大荒れといった可能性もありますので、今後の情報にお気をつけください。 (気象予報士・菊池真以)