ついに[フルモデルチェンジ]! 新型[BMW] 1シリーズ想像以上に出来が良い件
■バランス重視のパワー調整が気持ちいい
フロントに横置きされているのは2L・4気筒ターボだが、最新のエミッション規制に対応した結果、最高出力は300ps、最大トルクは40.8kgmと旧モデルを下回る。 BMWの説明によれば最終的にはバランスのよいパワー展開が可能になったという。7速のDCTを介して走り出すと確かに数字上のパワーロスは感じられない。むしろ高回転まで気持ちよく回るようになった感じがする。 Mアダプティブシャシーと19インチタイヤ、そしてサイズアップされたブレーキは後輪重視の4WDセッティングも相まって、ワインディングロードでは意のままのドライブを楽しませてくれた。 ただし周波数感応式(FSD)ダンパーの採用にもかかわらず、石畳のように連続した入力があった場合に、ややダンピングの遅れを感じる。しかし、それ以外では充分な快適性も保たれている。 ICEモデルは消滅する運命にあるのはわかっているが、こうしたモデルの確実な進化はやや複雑な心境で、歓迎せざるを得ない。
■日本でも販売開始!
日本では2024年10月30日に発表された新型1シリーズ。3グレードが導入され、価格は120が478万円、120Mスポーツが498万円、M135i xドライブが698万円。11月1日から販売されている。 ●BMW M135 xDrive 主要諸元 ・全長×全幅×全高:4370×1800×1450mm ・ホイールベース:2670mm ・車両重量:1570kg ・エンジン形式:直4ターボ ・総排気量:1998cc ・最高出力:300ps/5750rpm ・最大トルク:40.8kgm/2000~4500rpm ・WLTCモード燃費:12.5km/L ・トランスミッション:7速DCT ・タイヤサイズ(前・後):225/45R18