「アーバンリサーチ KYOTO」が全面リニューアル、新社長体制下の方向性を可視化
また、2階の店舗正面側の窓側には、開放感のある広々としたスペースに大きな階段を新たに設置。座って休憩や飲食ができるほか、トークショーをはじめとした定期的なイベントの開催も計画。「グローバルフラッグシップ」の名の通り、国内のみならず、今後はニューヨークや台湾をはじめ、世界各地のアーティストを招いたイベントやポップアップなども予定している。 今回リニューアルオープンするアーバンリサーチ KYOTOについて、村手氏は「今年の4月に社長が交代したこともあり、新社長が率いる新しいアーバンリサーチのシンボルのようなストアを作りたいという思いから生まれた店舗。この店を見ていただければ、我々の会社がこの先の10年でやりたいことがわかるような、今後の会社としての方向性が可視化された場所になっています」と説明。セレクトショップとして本来やるべき提案や表現が、会社の規模が大きくなるにつれて難しくなっている側面があったことを受け、「まだ無名のブランドをいち早く取り入れたり、ストリートやヴィンテージとラグジュアリーを掛け合わせるような独自の提案をしたりといった、センスや感覚的な部分で勝負できるところがセレクトショップの強み。この店ではもう一度そういった部分をしっかりと表現することで、百貨店を含めた他の業態の小売とは差別化をした提案をしていきたい」と、同店に込めた思いを語る。 今後は、京都店での提案や取り組みを他店へも波及させることで、最終的には他の既存店の売上伸長を目指すとともに、将来的には東京やグローバルな場所への「グローバルフラッグシップストア」の新規出店も構想しているという。