「名勝負すぎる」柏原竜二さんが解説 96.3キロで3秒差…勝負の分かれ目は19歳と40歳アンカーの駆け引き【第36回ふくしま駅伝2024】
テレビユー福島
17日に行われた「第36回ふくしま駅伝」は、96.3キロを走ってわずか「3秒差」、最後の直線まで競り合うアンカー対決が、記憶に残る大会となりました。 【写真を見る】「名勝負すぎる」柏原竜二さんが解説 96.3キロで3秒差…勝負の分かれ目は19歳と40歳アンカーの駆け引き【第36回ふくしま駅伝2024】 箱根駅伝5区で、4年連続区間賞を獲得したいわき市出身の柏原竜二さんも「名勝負すぎる」と驚きを表した勝敗の分かれ目はどこにあったのでしょうか。 序盤からトップが目まぐるしく入れ替わった今年の「ふくしま駅伝」。7区以降、トップ争いは郡山市といわき市のマッチレースに。抜きつ、抜かれつの大接戦となりました。 ゴール前・実況「最後の最後までデッドヒート!まだ勝負の行方はわかりません!」 ゴール前の最後の直線までもつれ込んだアンカー対決は、96.3キロを走ってわずか「3秒差」。郡山市が2年ぶりの王者に返り咲きました。 ゲスト解説を務めたいわき市出身の柏原竜二さんは、自身のSNSに「名勝負すぎる。感動した」と投稿し、興奮を表しました。 ■柏原さんに聞く「勝負の分かれ目」 勝負の分かれ目はどこだったのか、柏原さんに聞きました。 柏原竜二さん「まさか3秒差の決着が起きるなんてと思うし、この歴史に残る名レースだったんじゃないかなと思う」 最後の第15中継所。トップのいわき市と2位の郡山市の差は「10秒差」。 最終16区8.4キロを走るアンカーは、いわき市が富士通の村上康則選手(40)。追う郡山市は城西大学1年の橋本健市選手(19)。箱根駅伝出場を狙う若者と、日本選手権1500メートルなどで優勝した実力者の対決です。 早くも1キロ過ぎで、郡山市の橋本選手が村上選手に追いつきます。 柏原竜二さん「後ろの郡山の橋本選手がもう追いついてくるのは想定済み、そこからどこでラストスパートをかけようかというところだと思うし、郡山の橋本選手に関しては、1キロでも早く選手に追いついてスパートに備えたいという思惑があったと思う」 前に出る橋本選手、背後にぴったりとつく村上選手。ポイントは、どのタイミングでラストスパートをかけるのか。村上選手をよく知る柏原さんは、村上選手が年齢的に何度もスパートはできないなか、2人の駆け引きがあったといいます。