【写真：Getty Images】

　イングランド・チャンピオンシップ（イングランド２部）第20節、リーズ・ユナイテッド対ミドルズブラの試合が現地時間11日に行われた。試合はリーズが3-1で勝利している。この試合に先発出場したリーズ所属MF田中碧について、英メディア『Football Insider』が移籍の可能性を報じていた。　 【写真】欧州日本人、高額年俸ランキング2024 　今夏にリーズに移籍した田中は、ここまで17試合に出場。中盤の選手に怪我が続出した影響もあり、10月に初めてスタメン出場を果たすと13試合連続先発フル出場を果たし、今ではチームにとって欠かせない存在になっている。 　英メディア『Sky Sports』で元イングランド代表MFリー・ヘンドリー氏は、「田中は（プレミアリーグに）ステップアップできると思う」と前置きし、「（ミドルズブラ戦でアシストした際の）彼のタッチを見ればわかる。彼は守備的MFの選手だが、ハーフライン付近でボールを奪い返した。それも、90分という時間にだ」と、田中がトップリーグでも活躍できるであろう理由について語っていた。 　同氏のコメントを紹介した『Football Insider』は、「今季の彼のプレーが良いことに注目しているのは、ヘンドリーだけではない。すぐに他のチームからも関心を集め始めるだろう」と述べた上で、「田中碧がリーズ・ユナイテッドに対して、昇格の重要性を強調する。今季中にプレミアリーグへの昇格を果たせなければ、この日本代表選手を引き留めることは難しくなるだろう。他のトップリーグのチームもヘンドリーと同じ気持ちを抱いている可能性が高く、彼らの財政面を考えると、昇格できなければリーズが断りにくいオファーを出す可能性がある」と、田中の移籍の可能性について言及。 　そして、「昇格を逃した場合、リーズを離れてトップリーグでプレーするという移籍も田中にとって魅力的かもしれない」と言葉を続け、「今シーズンここまでチームにとって彼がいかに重要な存在であったかを考えれば、たった1シーズンで来夏に彼を失うことは大きな打撃となるだろう」と、プレミア昇格が叶わなければ田中の個人昇格もあり得ること、そうなった際のクラブに及ぼす影響は大きいことを指摘していた。