阪神・藤川監督、昨季85失策も「撲滅運動みたいなことをしても意味がないと思う」エラーは「意に介していない」
「どのチームもエラーをするし、本拠地が土の球場で難しい。それが原因で全てが勝って負けてにつながるかというと、決してそうではないのでね。意に介していないというか、(気に)留めていない」
白球を捕りこぼしても、目の前の白星は確実につかみ取る。藤川監督はどっしりと構え、選手をグラウンドへ送り出す。(須藤佳裕)
◆藤川球児イズムあらかると
★釣りバカのススメ 「没頭」をテーマに掲げた昨秋キャンプ中に「よく働いて、よく遊べ」と選手に説いた。自身のバイブルとなった映画『釣りバカ日誌』を引き合いに、グラウンドでは野球に打ち込み、休日は趣味に興じてうまくリフレッシュすることを求めた。
★メジャー流トレは損 米国流のトレーニングを取り入れる選手が増えていることに、メジャーでプレーした経験も踏まえて「ベースボールと野球は違う。損をする。(日本で)数字が出なくなる」と警鐘を鳴らした。
★アスリートは大志を抱け 才木、佐藤輝が相次いで将来的な米大リーグ挑戦の意向を示したことに「アスリートだから、どんどん高い目標をつくらないと伸びていけない。目標を設定することで日々を精進できる。その発想は大事で、彼らの気持ちは間違えていません」と理解を示した。