BLACKPINKリサの新曲に盗作疑惑? 「黒人ラッパーのMVをコピーしている」日本語歌詞も含めSNSで議論勃発
世界的な人気を誇る韓国の4人組ガールズグループBLACKPINKのメンバーで、先月に約3年ぶりとなるソロシングル「ROCKSTAR(ロックスター)」を発表したリサ。今年2月には自身のマネジメント会社「LLOUD」を設立するなど新たな活動に注目が集まっているけれど、「ROCKSTAR」のMVに盗作疑惑が浮上。SNSで議論の的となっている。
「元ネタになったでは?」と推測されているのが、2023年7月にリリースされ、2024年3月にMVが公開されたトラヴィス・スコットの「FE!N」。白い服に身を包んだ大勢の人が階段上に立って並ぶ演出や、高速で画面が移り変わる編集方法がそっくりと話題に。「FE!N」のビデオディレクター兼プロデューサーを務めたのは、イギリスを拠点に活動するガブリエル・モーゼス。「ルイ・ヴィトン」「ディオール」「ナイキ」などのクリエイティブを手がけるほか、カニエ・ウェストはじめ有名ラッパーとも親交が深い売れっ子アーティスト。
「ROCKSTAR」と「FE!N」のMVが似ていることを指摘されたガブリエル・モーゼスは、自身のXで「MV制作にあたり、彼ら(リサの関係者)から僕の編集者に連絡があった。そのとき『FE!N』はリファレンス(参考資料)だった。編集者は『ノー』と返事をしたのに、彼らはそのまま進行した」と投稿。さらに、「ROCKSTAR」に登場する「リサ、日本語を教えてくれる?」「私は『はい、はい』と答えた」という歌詞をめぐっても、「日本語を使ってくれてうれしい」とポジティブに捉える人もいれば、「アイデンティティを間違えられることに対する皮肉では?」と考察する人も。
さまざまな論争が巻き起こってはいるものの、「ROCKSTAR」のYouTube再生回数はすでに1億回を突破。リサの人気ぶり、そして影響力の大きさが伺える。今回の盗作疑惑については、「大げさに騒ぎすぎ」「MVにもトレンドがあるから似るのは当たり前」とリサを擁護する声も少なくない。所属事務所はまだ公式コメントを発表していないけれど、今後の展開を見守りたい。