「あまりの暑さにレールがゆがむ」見落とせば脱線、大事故…酷暑で鉄道ピンチ でも対処が難しい「深刻な事情」
最後に、日本大鉄道工学リサーチセンター副センター長の綱島均さんに現状と対策について聞いた。 「酷暑が鉄道の安全を脅かしているのは明らかで、大事故が起きる前に対策を進めなければいけない。最高気温が35度を超える日が珍しくなくなり、鉄道会社は、特に地方で、熟練した保守作業員の不足に直面している。JRも余裕は無い。酷暑が関連する事故のリスクが減る要素はなく、高まり続けている。 現在は表面化していないトラブルも、放置すれば大規模な輸送障害や事故として顕在化するだろう。会社間の垣根を越え、作業員やノウハウを融通する取り組みを検討する必要がある」 ※鉄道員のみなさんの職場環境や現場の実態についてお聞かせください。鉄道事業者からの連絡もお待ちしています。返信可能な連絡先もご記載ください。 プライバシーは必ず守ります。 Mobility-correspondents0001op@kyodonews.jp