難しいことはAIに任せて、素人でもデータ分析できるのか? ChatGPT4-oで検証!
ChatGPTでデータ分析者になれる(気がする)?
では、データ分析に関わる難しい部分はChatGPTでカバーしてもらい、仕事に役立つデータ分析を行うことは、現状可能だろうか?
なお、データ分析者のスキルにもレベルがあるため、今回は「ビジネスパーソンとしてのデータ分析能力の程度として、担当者1人で、数万件のデータを使って、統計、数学の知識は少し使いながらも、ツールはExcel(マクロや関数)」というレベルをベンチマークに、ChatGPTでいろいろなデータ分析を試していく。
なお、あらかじめChatGPTを使っていない人向けに簡単に紹介すると、現在の有料版のChatGPT(※無料版でも制限付きでデータ分析機能が利用可能)は、Excelファイルを添付して送信すると中身を確認して説明し、さらにそのデータの内容を元にグラフを作成するといったことができる。さらにそれをPowerPointに変換して戻すこともできるので、プレゼン資料まで作成することも想定できる。
ChatGPTのデータ分析をExcel作業と比較し実践した例を紹介
実際にChatGPTで、とあるスーパーの売上データを使っての売上改善のための分析とそれを報告書にまとめるまでの流れが紹介された。比較する作業や労力としては、上記の一人Web担当者がExcelを使って自力でなんとかする場合と対比している。以下のような8つのステップで確認していった。 スーパーの売上分析の手順 1. 分析の目的を決める 2. 必要なデータの準備 3. データの不備を確認する 4. データの要約と把握 5. 課題設定と仮説検証 6. 統計と分析 7. グラフと可視化 8. 資料にまとめる ■ 1. 分析の目的を決める 自力:分析の目的を決めるには、通常なら自分で分析目的を考えたり、ネットで調べたり、知見者に聞いたりする必要がある。また、分析する手順も自分で調べなければならない。
ChatGPT:分析できることからその手法まで、すべてChatGPTに日本語で質問することで提案が戻ってくる。