【予算別】この冬を快適に過ごす「あったか家電」
電気ヒーターは搭載しているヒーターの種類により、本体サイズや速暖性、ランニングコストなどが変わる。例えば、ハロゲンヒーターは速暖性が高く、低価格だが暖房パワーは弱め。カーボンヒーターは遠赤外線効果により、しっかり芯まで暖まることができる。さらに遠赤外線効果が高いのがシーズヒーターだ。 ■【2万円以下】小型電気ヒーターやふとん乾燥機 2万円以下でおすすめしたいのが、シロカの「リフレクトヒーター ぽかエコー SH-LF151」だ。これは速暖性の高いセラミックヒーターを敢えて後ろ向きに配置して、反射させる構造を採用したモデル。
このリフレクト構造により、消費電力600Wで1200W相当の暖かさが得られる省エネ性が特徴。首振り機能も搭載しており、ファンによる送風もできる。ある程度、近くにいる必要はあるが、電気ヒーターを使うときに一番気になる電気代を抑えながら、暖まれるのだ。 暖房器具以外でおすすめしたいのが、ふとん乾燥機だ。梅雨時期のふとん乾燥や、夏場のダニ対策で使うイメージがあるが、ふとん乾燥機にはふとんの中をすばやく暖める機能がある。アイリスオーヤマの「ふとん乾燥機 カラリエ mini BSK-110-W」はコンパクトサイズながらハイパワーの高性能モーターを搭載し、わずか4分でふとんを暖められる。
ふとんに入る前に、暖めモードをセットしておけば、冷たいふとんの中に入って体温で暖まるのを待つ、といった不快な時間をゼロにできる。ふとんの中を暖めておくだけで入眠しやすくなる。寒い寝室、ほんの10分、ふとんを暖めておくだけでも違う。 2万円以上の予算があるなら、しっかりと暖まる暖房器具を用意したい。 電気ヒーターをメイン暖房として使うなら、遠赤外線効果でしっかり暖まれるシーズヒータータイプを選ぼう。その中でおすすめなのが、ダイキンの「セラムヒート ERFT11ZS-T」だ。特に人に吸収されやすい3~20ミクロンの波長域の遠赤外線を放射することで、体の芯から暖まることができる。このため、暖かさが長く持続するのだ。一度暖まった後はパワーを下げても体が暖かいので、消費電力を抑えることができる。