4日(金)にかけて 広範囲で大雨のおそれ 土砂災害・低地の浸水・落雷や突風に注意を
きょう(木)午後も、全国的に前線や低気圧の影響を受ける見込み。近畿や東海を中心に激しい雷雨の所があり、北陸も本降りの雨となりそうだ。落雷や突風、降ひょう、土砂災害に十分な注意が必要となる。沖縄は台風18号の影響を受けるため、引き続き大雨や高波に注意が必要だ。なお、あす4日(金)も広い範囲で雨となり、北海道を含めて大雨のおそれがある。
激しい雷雨のおそれ
西・東日本はあす(金)にかけて、大気の非常に不安定な状態が続く見込み。きょう(木)午後は、近畿や東海を中心に局地的に激しい雨が降り、能登など北陸も雨脚の強まる所がありそうだ。
あす(金)は低気圧が近づく北海道でも雨が強まり、西日本や北陸でさらに雨量が増えるおそれがある。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分な注意が必要だ。引き続き、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意が必要となる。
台風18号が影響
強い台風18号は、台湾付近で動きが遅くなっている。台風はあす(金)かけて次第に勢力を弱めるが、沖縄は台風周辺の湿った空気により、引き続き激しい雨の降る所がありそうだ。落雷や突風、土砂災害や低い土地の浸水、うねりを伴った高波に注意が必要となる。
週末の天気
5日(土)は東日本や東北の太平洋側で、雨雲の流れ込みが続く見通し。全国的に雲が多めだが気温は高めで、関東以西は蒸し暑く感じる地域が多くなりそうだ。6日(日)は関東などの天気は持ち直す予想だが、湿った空気の影響で基本的には雲が広がりやすく、ちょっとしたきっかけで雨雲が発達する可能性がある。本州付近の秋晴れは、次の週末(3連休)あたりまで待つことになりそうだ。 (気象予報士・高橋和也)