【人気コンパクトカーが進化】トヨタ「ヤリス/ヤリスクロス」の内外装も先進安全装備もさらに強化!
トヨタのコンパクトカー「ヤリス」「ヤリスクロス」が一部改良されて登場した。外観ではフロントグリルのデザイン変更や新色ボディカラーの追加も行われているが、ポイントは先進安全技術のアップデートやカラーマルチインフォメーションディスプレイの採用、コネクティッドナビの5年間標準付帯といった変更。実にまじめで意味のある改良が施されているのが注目される。 【画像】トヨタのコンパクトカー「ヤリス」「ヤリスクロス」を詳しく、写真を見る(全5枚)
グローバルで人気のBセグメントのコンパクトハッチバック
トヨタ ヤリスはトヨタがグローバルに展開するBセグメントのコンパクトハッチバック。国内ではヴィッツの名前で販売されていたが、2019年10月に発表された現行型から日本でも世界市場にあわせて「ヤリス」の名前に変更された。 コンパクトカー用の新開発プラットフォーム「GA-B」を採用し、従来のボディサイズによるヒエラルキーを覆し、小さくてもいいクルマを目指して開発された。 ヤリスクロスはヤリス派生のコンパクトSUVとして2020年8月に登場。ヤリスならでの軽快な走り、先進の安全支援技術、燃費の良さを受け継ぎながら、利便性や高い走行性能を備えるSUVという新たな価値を提案して、ヤリスシリーズの人気をさらに高めることになった。
内外装の進化とともに、先進安全装備をさらに強化
今回の一部改良では、ヤリスとヤリスクロス共通で、メーターに7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを標準装備(ヤリスX、Uを除く)したほか、最新のディスプレイオーディオを搭載し、コネクティッドナビを5年間標準付帯。Xグレードにはナビレディパッケージを設定した。 またボディカラーに新色の「マッシブグレー」を追加。先進安全装備では、プリクラッシュセーフティの検出対象範囲を、交差点での出合い頭時の車両や自動二輪車へ拡大するなど最新の「Toyota Safety Sense」を搭載している。 ヤリスのみの変更点としては、ラジエーターグリルをより躍動感のある洗練されたデザインに変更。Zグレードのシート表皮に合成皮革+ツイード調ファブリックを採用した。 一方ヤリスクロスでは、ラジエーターグリルのアッパー部のパターンをよりSUVらしい力強いデザインに変更(GR SPORTを除く)。コンソールボックス付フロントソフトアームレストを採用(X、Uを除く)し、利便性を向上させている。 なお、サブスクリプションサービス「KINTO Unlimited」用モデルとして、ヤリス、ヤリスクロスにUグレードを設定し、ハードウエア・ソフトウエア両面のアップグレードに対応するほか、コネクティッドを活用した体験を提供する。